子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

追求する姿勢

あけましておめでとうございます。今年も元気に楽しい保育ができますように。

保育をめぐる情勢は、目まぐるしく変化しており、私たち保育士が情勢をしっかりととらえ、子ども達に必要な力を遊びの中で、仲間と共につけていく必要性が、年々高まっていると思います。

近隣の園の園長さんたちも日々の保育について、慮っておられ、情報交流を図っていこうということになりました。皮切りに、1月15日(水)に、あすか保育園で、乳児保育についての学習会を開きます。あすか保育園の園長(豊川)が、「あすか保育園で大切にしていること」を、レクチャーします。それは、脳と体と心の関係を基に、子どもの行動科学を私なりにまとめたものです。保育には、絶対もないし、正解もないのだけれど、子どもにとってより良い内容や方法はどれなのかを、いつも追求し続ける姿勢が一番大切だと思います。私の考えをお伝えし、それに対して意見を頂き、またより良い保育が創造していけたらと思います。何より、子どもを中心において、意見を述べ合える関係者集団に感謝しています。そして、今年もいろいろな人と関わりながら、いろいろなひとにご意見を頂きながら、勉強していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

バウンダリー(境界)

「きらきらひろば」(発表会)の幕間にした話です。

                                                                           

どんな年齢でも、赤ちゃんからご高齢の方、全員に自分のからだのことを自分で決める権利があります。そして、何歳であっても、誰にでもバウンダリー(境界)があり、肉体的にも、精神的にも、他人が勝手にふみいってはならない領域があります。そして、そのバウンダリーを越える、相手の領域に入る行為をする時には、原則的に同意が必要です。(ちゃいるどネットおおさか・0歳からの性教育 から引用)

たとえば園でも、0・1歳児のからだに触れる時、「オムツ替えるね。」「おしり、洗おうね。」「お洋服脱ごうね。」ときちんと断りを入れています。

そういった声かけを常にされて育つことで、声かけのない、同意を取ろうとしてこないバウンダリー(境界)の侵入に対し、これはおかしい、とすぐに感じ取れるようになります。(ちゃいるどネットおおさか・0歳からの性教育 から引用)

近頃は、いろいろな事件を目にするようになり、心配になることも多いと思います。大人が気を付けておくだけでなく、「自分の体は、自分で守る。」という力も、子ども達につけていきたいと思います。

2024年もたくさんの方々のお力を借り、子ども達と楽しい保育を実践することができました。

来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年を。

「きらきらひろば」の取り組み

「きらきらひろば」(生活発表会)の取り組みが、今年もとても充実してきています。 夏のピラミーデの「水」の取り組みから、にじファミリーは「こねる」に、ほしファミリーは「染める」に、取り組みが深まっていきました。それが、秋の「遠足」や「みんなでごっこあそび」に繋がっていき、ピラミーデの「交通」や「衣装」とも連動して、電車を作ったり、制服調べや、お気に入りのTシャツ披露をしたりして、楽しんでいました。それらをベースに「きらきらひろば」の劇ごっこが各ファミリーで作られていきました。にじファミリーは「むしたちのうんどうかい」の絵本から、ほしファミリーは「かっぱわくわく」の絵本から、自分たちの日常とリンクさせ、お話を展開していきました。年間の取り組みや遊びが、ぶつぶつと切れることなく繋がって、子どもも保育士もとっても楽しそうでした。(担任が頭を抱えて「どうしたらいいかな」と考え込む場面もありましたが・・(笑))「考える・イメージする・話し合う(伝える・聞く)・やってみる・なりきる・助け合う・また考える・やり直す・・・」一連の取り組みの中で、様々な力が育っています。当日は保護者の方も想像力を総動員して、劇ごっこを一緒に楽しんでもらえるといいなぁ。 

悩ましい姿・・それも愛して。

幼児組さんになると、色々なことが起こります。発想力、考える力や、思いやる力、コミュニケーション力・・・、子どもの力の凄さに、度々驚かされます。でも、子ども成長は、スムーズにいくことばかりではありません。時々、悩ましい姿も出てきます。うそをついたり、脅したり、威嚇したり、仲間外れにしたり、暴言を吐いたり、友達の物を隠したり・・・。4・5歳児くらいで出てくることが多いようです。そんな姿を保育士から報告されると、保護者さんも胸が痛いことだと思います。私自身も親として経験してきましたし、とても悩みました。何でこんなに大事に思っているのに・・・。大切に育てているのに・・・。と思いました。でも、そういう状況の中で、一番心がヒリヒリしているのは、そういう行動を取らざるを得ないことになっている子どもです。つらい保護者の気持ちは、察するに余りあるけれど、どうかそんな時は、子どもが何を求めているのか、子どもの心の声に耳を澄ませて、できるだけ子どもの欲することをしてあげてください。もちろんお小言ぬきに。赤ちゃんに戻ってもかまいません。ぎゅうぎゅう抱っこして、ぐりぐり頭をなでて、大好き!! って、連呼してあげてください。                      

最近の出来事

たてわりグループで、最近起こった出来事を、担任が保護者に発信しました。(9月30日・コドモン発信)

 今日のサークルタイムでは、遠足の内容や電車の中のお約束、最近ファミリーで起こっている出来事について話し合いました。

1週間ほど前から、にじファミリーのタオル掛けの引っかける部分がいくつかなくなっています。「ここないな」と気にしてくれているお友達もいます。

タオル掛けの引っ掛ける部分は、ねじになっています。緩んで、無くなってしまうと困るので、毎日保育士が締めて帰っています。けれど、毎日一つ、二つと無くなっていくのです。どうしてなくなっていくのかな? 無くなったねじも見つかりません。どうしてでしょう? 子ども達に聞いても、一緒に探しても出てこないのです。ファミリーのみんなと話してみました。

コップやタオルをかけられなくて困っているお友達がいること、今までのファミリーのお友達が大事に使ってくれたから、今のファミリーのみんなが使えていることを伝えました。子ども達は、どう受け止めたでしょう。

くるくる回して遊んでいる間に落ちてしまったのか、何か違う理由があるのか、保育士も考えてしまいます。

疑ったり、誰がしたのか見つけて怒ろうとしているわけではありません。もし何か不安に思っていることがあれば話を聞きたい、遊んでいるうちにとれたなら、「とれてしまった、ごめんね、つけて」と言えるファミリーでありたいと思っています。

子ども達の思いを受け止めながら、子ども達と一緒に考えていきたいです。

後記

幼児クラスの後半期、このような事件(?)が起こることがあります。保育士さんたちは、頭を悩ませながら、子ども達と一緒に考えます。上記に掲載した内容は、その様子がとてもよく書かれていて、なおかつ、とても愛情を感じました。子どもの状態をできるだけ敏感に察知し、いろいろな心の葛藤を受け止めながら、職員でたくさん話し合い、日日を過ごしていきたいです。

福祉サービス第三者評価

来年度の入園希望の方の、見学が、段々多くなってきました。皆さんとても真剣にいろいろと質問をされます。子どもが保護者を離れ、長い時間過ごす保育園がどのような様子なのか、とても気になるところだと思います。

私たちは、安心して保育園に預けていただき、子どもの成長を喜び合う関係をつくっていくために、努力を続けたいと思っています。そのためにも今年度、福祉サービス第三者評価を受審します(2025年1月実施)。第三者評価で外部から園の保育について評価していただき、意見を聞き、職員みんなで振り返りながら、保育の内容を検討していきたいと思います。そして結果を保護者に開示し、保護者からのご意見を頂いて、保育にフィードバックしていく。そうやって少しずつ積み上げ、質の高い保育を目指して頑張りたいと思います。

地域交流(ベビー・マッサージ)

 6月28日(金)、地域交流でベビーマッサージを行いました。あいにくの雨で、参加者はいないかな、なんて思っていたのですが、4組の参加と、妊婦の方も見に来てくださいました。この日は、ちょうど園の保育参加とも重なっていて、保育参加に来られた0歳児の保護者も、子どもさんと一緒に参加してくださいました。3階の和室で、なんだか助産院のような感じでした。せっかく在園児の保護者と、未就園の保護者が同席されているので、地域交流に来られている方に、在園児の保護者に何か質問はないかと聞いてみました。すると、「この園を選んだ理由は何ですか?」という、直球の質問が・・(笑)。在園児の保護者の方は、「近かったたら。」「こんじんまりしてたから。あんまり大きな園はいやだなとおもっていて・・。」「たてわり保育がいいなと思った。」と、答えてくださっていました。未就園の保護者の方々とも、こんなふうに繋がっていけると嬉しいなと思いました。

「あすかのひろば」(運動会)(5月25日)

今年の 「あすかのひろば」は、今までと少し趣向が違ったの取り組みとなりました。保護者と関わって遊ぶことをメインに、保護者も子ども楽しめる内容となりました。保護者からもとても好評でした。

「あすかのひろば」のねらいは、

・体を動かすことを楽しむ。(体)
・遊びを通して友達に親しみを持つ。(徳)
・保護者と一緒に体を動かして遊ぶことを楽しむ。(徳)  でした。

生きる力の基礎を培うために、知・徳・体がバランスよく育まれるよう、あそびや取り組みの「ねらい」を設定しています。

知:思考力や創造力、言語力の基礎を育む
徳:人と関わる力や、決まりを守る心、生命を大切にする態度を育む
体:健康な体づくりの基礎や基本的な生活習慣を身に着ける

「あすかのひろば」で、子ども達は、遊びを通して体づくりをし、友達と深く関わり、保護者と遊ぶことを楽しみました。まさしく、「遊びは学び」であったと思います。これからも、楽しく遊びながら、生きる力の基礎を育んでいきたいと思います。

【地域交流】2024年度の日程です。(2024年5月16日更新)

2024年度の地域交流の日程をお知らせします。詳しくは、こちらの案内もご覧ください。

<日時>

・ 6月28日(金)    ・7月25日(木) ・9月26日(木) ・10月24日(木) ・11月28日(木)   ・12月26日(木)    

  10:00~10:15までにお越しください。内容は45分程です。予約はいりません。

<内容> ベビーマッサージや園庭遊びなど(内容が変更になる場合があります。)

卒園そして入園

3月に卒園式があり、16名の5歳児が卒園していきました。

5歳児がしっかりと育っている姿を、幼児のクラスだよりの今年度最終号に書かれてありました。

最近のぞうタイムの伝言ゲームをした時の出来事です。キーワードが回ってきてどうしても自分の好きな物を隣の友達に言いたくなるAくん。途中で言葉が代わって中々成功しません。そんな時Bちゃんが「間違えるのもなんかおもしろいね」と言ってくれました。その一言から、みんな途中で言葉が変わっても「そんなんなる?!おもしろ!」と言葉が変わっても楽しめる雰囲気に。そして「じゃあAくんから初めてみる?」と聞くとみんな「いいね!」と言ってくれ、Aくんから始めることになり無事成功!どんな状況でも、それもいいね!と言えるようになったぞうさんがとっても素敵だなと感じました。これから色んな場所で色んな人と出会う子どもたち。そんな素敵な気持ちを忘れずにいて欲しいです。

ステキな5歳児が卒園をして、とっても寂しいけれど、また、新しいステージで頑張ってくれると思います。4月には、15名の新入児が入園してきます。楽しい1年にしたいと思います。

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