5月1日に、5歳児(ぞうぐみ)が食育活動で「えんどうまめの皮むき」をしました。担任の先生が数日前からみ食育活動についてみんなと話をしていたこともあり、当日はみんな意欲的に活動に取り組んでいました。「まめ、にがて」「たべるのすこしでいい?」「ピーマンのにおいする」「うさぎぐみ(3歳児)もきらいかもしらんで」など感じたことや考えたことなどを伝えあう姿が見られました。子どもたちの中で、祖父母の家でえんどう豆の皮むきのお手伝いをしたという友だちがいたことで、他児にむき方のコツを教えてあげたり、自分たちでやってみながら「まわしたらでてくるで」「力入れたらまめがとびだすで」「ここ押さえたらできるで」と友だちと協力してたくさんの発見をしていました。
むき終わった豆を給食室に持っていく際に、みんなで豆の入ったボウルをもって運んだのですが、1名、一緒に持てなかったと泣いて訴える子どもがいました。担任の先生は、そのことをみんなに伝え、どうすればよかったのかをなげかけ、話し合いの時間をもちました。子どもたちからは、「待ってあげた方がうれしい」「おいでっていってあげる」「呼んであげる」「自分だけいかれへんのいやや」などたくさんの意見がでました。友だちの気持ちになって考えたり、どうしたらよかったのか自分の考えを言える子どもたち。一緒に持てなかったと泣いていた友だちも自分の気持ちをわかってくれたことで、泣きやみ、気持を切り替えてニコニコ笑顔で豆むきの皮を給食室に運ぶお手伝いをしくれました。食育活動の中での出来事でしたが、自分の気持ちが人に伝えられる、人の気持が考えられる、そんな友だち関係やみんなの心の育ちがうれしかったです。
その日の給食の麻婆豆腐の中に、5歳児(ぞうぐみ)が皮をむいてくれたえんどう豆が入っていました。事前にえんどう豆にはどんな栄養があるかも話していたこともあり、「風邪ひかんねんで」「ほっぺたにいいねんで(お肌にいい)」と豆のことを他のファミリーの年下の友だちにも伝えていました。自分たちで皮むきをしたことがきっかけで苦手な子どもも、少し食べてみようという気持ちにつながったようです。😊