保育園の思い - みさき佃保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

遊びは学び

今年は梅雨の時期が短く、あっという間に夏が来たかと思えば大雨が降ったり不安定なお天気が続いていますね。

6月10日(金)は、5歳児(ぞう組)が「どろんこ遊び交流」で東淀川にある姉妹園の「あすか保育園」に行ってきました。みんな裸足になり泥の感触を味わいながら、「太陽の当たっている水たまりの水は温かいけど、日陰の水たまりはつめたい。」など、今日会ったばかりとは思えないくらい仲良く話をしながらいろいろな発見をしていましたよ。その時のエピソードをひとつ紹介したいと思います。

Aさんは砂場まで水を運びたくて水道の水を持っている容器に入れようとしていますが、なかなか水がたまりません。Aさんが水をためようともっている容器は底にたくさん穴があいている「ザル」のおもちゃです。そこに友だちがバケツを持ってきて水道の蛇口から水を入れ始めると、みるみるうちに水がバケツいっぱいになりました。Aさんは「なんで~そんなにたまるん?」と聞きますが、その友だちも水を運ぶことに夢中で「??」の顔で水を砂場に運んでいきました。その後、「ザル」を持ち何かを考えながらおもちゃの場所に行ったAさん。手にしたのは、もう一つの「ザル」でした。2つ重ねると水がたまるかも?と考えたのでしょう。すぐに水道のところに行って2つ重ねたザルに水を入れて試してみますが、1つのザルの時と同じで水はたまりません。なんでだろう?(Aさんは早く砂場に水を運びたいのに!という感じで・・・少し焦っているように見えました。)今度は保育者に「なんでAのだけたまらんねん!」というAさん。「なんでやろな~、ほんまや、下から全部おちていくな~」とAさんと一緒に考えました。そこにまた、友だちがバケツを持って水をいれに来ました。水が溜まっている様子を見ながら、「ちょっとそのバケツ見せて」と保育者がいい、Aさんとバケツの底をみました。その瞬間「あ!そうか」とAさんは何かわかった様子。Aさんは、すぐにおもちゃの中から底に穴の開いていない容器を見つけてきました。その容器に水を入れるとなんと!水がたまっています。もう、うれしくてキラキラの笑顔で喜んでいました。何回か水を運んだ後、その容器は水の量があまり入らないことに気づいたのか、それより大きいバケツに変えて水を砂場に運んでいました。

子どもは、遊びの中でいろいろなことを考え、やってみて、失敗をしたり成功体験をします。私たちは、答えを子どもに伝えるのではなく、子どもたちと一緒に考えながらたくさんの成功体験を増やし、自信へつなげていきたいと思っています。

数日後、園でどろんこ遊びの写真を掲示していると、4歳児(きりん組)の子どもたちが、「ぞう組なったらいけるんかな~?」と来年を楽しみにしている姿が見られました。「来年いこうね~」というと「やったー!」と大喜びでした。

また、5歳児の子どもたちは、次へ向かっていて「今度は、あすか保育園がくるんやんな~」とあすか保育園の友だちが、2月にみさき佃保育園に来ることを楽しみにしています(笑)(その前に11月のバス遠足で、5歳児はあすか保育園の友だちと一緒に山登りをする予定です)

みんな、顔や名前をおぼえているかな~。反応が楽しみですね。

7・8月は、熱中症や安全面に十分注意しながら、子どもたちの大好きな水・プール遊びなど、夏ならではの遊びを思い切り楽しみたいと思います。

あすか保育園との交流(5歳児)の写真です。

はじめまして!!自己紹介をしました。
  一緒に体操をしたよ
   ジャンケン汽車で
  どんどんつながります。
   どろんこ遊び
あすか保育園のお友だちが木の実の名前や
遊び方を教えてくれました。

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