今年度、みさき佃保育園は、大阪市の保育の研究園に当たり、「就学前教育カリキュラム」をもとに保育実践研究をすることになりました。
「就学前教育カリキュラム」ってなぁに?
乳幼児期は、生涯にわたる人格形成や生きる力の基礎が培われる重要な時期であり、社会の一員として生きていくための道徳心・社会性・知性や体力の基礎を培う大切な時期といわれています。そこで大阪市では、乳幼児期の教育・保育の充実を図ることを目指し、子どもの育ちの過程を理解し、指導者、保育者が適切で効果的な環境づくり働きかけができるように「就学前教育カリキュラム」が作成されました。
就学前教育カリキュラムの考え方・・・乳幼児において「知・徳・体」の力がバランスよく身につくようカリキュラムをもとに保育をすすめていくことで「生きる力」の基礎を作ります。その力が小学校以降の教育における「育みたい資質・能力」と合わさって小学校以降の生活や学びを充実させ、やがては生涯にわたる自己発揮や自己実現につながっていくと考えています。
「知(ち)・徳(とく)・体(たい)」ってなぁに?
「知」→言語・思考・創造
「徳」→人と関わる力・規範意識・生命の尊重
「体」→運動・基本的な生活習慣・健康・安全・食育
★遊びを通して、生きる力の基礎を培います。
大阪市就学前教育カリキュラム概要版 抜粋
みさき佃保育園の研究テーマは、職員で話し合った結果、園庭がない環境であることから、
「室内でも主体的に体を動かして遊べる環境を考える。 ~やってみたい!もっとやりたい!と思える経験からの体の発達を学ぶ~」に決定!!
大学の教授を研究の講師にお迎えし、私たちの普段の保育を見てもらい、子どもたちが主体的に体を動かして遊べる環境になっているか?保育者の視点や配慮などについて助言をいただき保育の質の向上となるよう実践・研究をしていきたいと思います。