保育園の思い - あすか保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

対話

12月10日(金) 三重県人権教育協議会が開催する「人権研修」にゲストスピーカーとして招かれ、保育の実践報告をおこなってきました。内容は、昨年からの「たてわり保育」の取り組みや、今年の運動会の取り組みなどを報告しました。

今年の運動会の取り組みもとても楽しいものでした。運動会で何がしたいか子ども達に聞くと、子ども達は「玉入れをグループ対抗でしたい。」と言いました。2つのファミリーの中に合わせて7つのグループがあります。保育士が「でも保育園には玉を入れるカゴが、赤と白の2つしかないしな~。」というと、子ども達は「作ったらいいやん」とのこと。そこから、各グループが知恵を出し合い、工夫を凝らしてカゴ作りを始めました。最初は、玉が当たるだけでカゴが倒れてしまったり、高すぎたり、ボールが軽すぎて飛ばなかったり・・・。グループ内で議論(対話)し、試行錯誤して、失敗して、悩んだ分だけ学びがありました。

全国私立保育園連盟が発行する保育通信11月号に掲載されていた、加藤繁美さん(東京家政大学教授)の『「対話する保育実践」の創造が子どもを救い、社会を変える』という特集はとても興味深い内容でした。以下は今回のあすか保育園の運動会の取り組みを振り返ってみて、特に共感した部分です。

『「対話」は、自分と異なる感じ方・考え方を持つ他者との間で、相互にわかり合うためにコミュニケーションを重ねる営みを意味している。そしてそうした対話的関係をつくりだすことをおもしろがり、そうした関係づくりを心地よく感じ、行動する主体を「対話する主体」と位置付けるのである。』

子ども達、そして保育士も、そうした対話的関係を、そして取り組みそのものをとてもおもしろがっていました。子どもを「対話する主体」として、きちんと位置付けていました。今は、発表会(12月18日)の取り組みに繋いでいっています。

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