3月になり、今年度も残すところ1か月を切りました。三寒四温、少しずつ暖かくなってきてうれしいけれど、この季節やっぱり寂しいです・・・。
法人での運営がスタートし、新園舎で子どもも大人もおたおたしていた4月。繊細な子ほど動揺は大きかったようです。
4月、不安やモヤモヤする気持ちをどうしようもなくて、クラスに行かない。やっと行けたかなと思ったら飛び出してくる。自傷行為(ドアや床に頭をぶつける。)を繰り返す。そんな姿の5歳児の子どもがいました。事務所に来たら話を聞いて、受け止めて抱っこして・・。これでいいのかなと、自問自答しながら・・。給食をクラスで食べるのが嫌で、玄関先で二人で食べました。一泊保育は、途中で帰ると言い出し、寝るまで付き添っていました。そうしてほんとに少しずつ心を開いてきてくれました。次のハードルは小学校です。もうすでに不安を感じているようで、卒園式の練習などが始まると、クラスから飛び出してくることがまた増えてきました。事務所にきて少し落ち着いたら、クラスに送ります。この間、クラスまでの階段を手を繋いで上がっていると、その子が「僕の手、あったかいやろ。」と言いました。「忘れないね。」と答えました。
小学校の先生も引き継ぎに力を注いでくださり、話を聞きに来てくれたり、様子を見に来てくれたりしています。入学式の為の下見も考えてくれ、好きな玩具のラQも用意したいと5歳児と話していました。。どうか、少しでも心穏やかに移行できるように、園も学校と情報を共有化したり、不安を少しでも取り除ける方法を提案したりしていきたいと思います。そして、ぎりぎりまで子どもの気持ちに寄り添いたいと思っています。
さあ、自信をもって、羽ばたけあすかの子ども達!!あなたたちはほんとにすばらしい!!