保育園の思い - あすか保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

保育者の価値観

今年の園内職員研修(8月)で、あすか保育園に来ていただき、職員が受講する予定の、野籐弘幸(作業療法学博士)さんの言葉です。     

 『「生きる力の幅」といいましょうか、それが狭くて、今、過ごす場所で困っている、こどもがいるのなら、その子にあわせた手助けは、より広い幅をもつこどもにとっても役立ちましょう。    「愛する」とは、あいまいな言葉に感じます。しかし、これは、「私」の身体の感覚を通して、「あなた」の感情を推しはかり、私をあなたに置き換えて、私なら「こうしてほしい」、と思うことを、あなたに行う、共感の行為です。』   

私(園長)は、この言葉を聞いて、とても心が揺さぶられました。そして野藤さんの「発達障害のこどもを行き詰らせない保育実践」(郁洋舎)には、こんなことも書かれていました。

『こどもを育て、子どもに育てられて、でも、そのときそのとき、自分がこうしようと思った対応を試みる。こうした積み重ねの中で、保育者は保育者である以上に、ひとりの人間として自分を見つけていくのではないでしょうか。』

子どもと向き合う時、一生懸命生きようとする、育とうとする子どもを前に、自分の価値観が問われ、どうしたもんだろうと、壁にぶつこることがしばしばあります。そんな保育者の心情を野藤先生はわかっておられるのだなぁと思いました。

今年も、職員みんなで学びを深めながら、「子ども理解」に努めていきたいと思います。


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