保育園の思い - あすか保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

夏の子ども達Ⅱ

前回は、保育園の夏の子ども達の姿を書きました。今回は、もう少し歳上の子ども達の、夏の姿です。7月下旬に、2022年度の全国学力テスト(小学校6年生と中学校3年生)の結果が公表されました。2021年度に新学習指導要領が実施され、その中で「主体的・対話的で深い学び」が重視されましたが、残念ながら、それを意識した出題の平均回答率は、今年も低いものでした。子ども達が、「自分で考えて、判断し、行動する。」そういった力を身に着けていくための、学びの道のりは、まだまだ険しいようです。

一方、「夏の子ども達」と言えば、高校野球。毎年、様々なドラマと感動を与えてくれます。今年7月28日に行なわれた奈良県大会決勝。強豪天理高校に、奈良大会決勝初進出の生駒が挑みました。しかし、決勝当日、生駒の部員に新型コロナ陽性者や体調不良者が続出し、登録メンバーは20人から12人に。内、初めてベンチ入りした選手が11人。先発した1年生投手は大会初出場でした。天理は生駒の異変を知っていましたが、天理の中村監督は「手を抜く方が失礼。全力で戦え」とナインに指示しました。9回、生駒高校の攻撃、2死、この時、天理高校が選手だけでタイムを取って、マウンドに集合。主将の提案の下、皆で「試合後に喜ぶのはやめとこう」と決めました。21-0で天理は圧勝しましたが、天理高校はガッツポーズを封印し、粛々とグランドを去っていきました。(日刊スポーツ引用)

後述の天理高校の話しは、「自分で考えて、判断し、行動する」姿そのものだと思います。学びも生活も日々のすべてが、人との関わりの中で絡みあい、営われていく中で、「自分で考えて、判断し、行動する力」は、人と関わりながら育っていくのだと思います。つまり「自分で考えて、判断し、行動する」力が正しく育てば、「思いやりの心が育つ」ということに他ならないと思います。

天理高校の野球部員たちが、人の育ちの道筋を、あらためて教えてくれました。

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