保育園の思い - みさき佃保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

「地頭力」ってなに? part2

前回の「地頭力」についてのお話の続きです。今月は、「地頭力はどんな時に役にたつのか」「地頭力を鍛える方法」についてお伝えしたいと思います。「地頭力」は勉強だけでなく生活全般的に役に立ちます。友だちとケンカをした時や部活や習い事で成果が出なくなった時など、さまざまな場面で発揮されるものです。「ダメだ」「できない」と投げ出さずどうにかして解決しようと考えられるのが「地頭力」です。うまくいかなかったとしても考えた過程が次に活かされていき、壁にぶつかった時にも乗り越えられる力になります。また、相手の気持ちを理解できるため、コミュニケーションが円滑になります。自己主張は大事ですがそれが間違っている時もあるはず。地頭力があれば論理的に物事を考えられるため、いろいろな人の意見を取り入れ情報をまとめていくことができます。「AIが人の仕事を奪う」と心配される現代。今の子どもたちが大人になる頃に、どのような時代になっているのかわかりません。ただ、マニュアル通り行動するよりも、新しい発想や論理的な思考を求められることが多くなってくると思われます。そのために必要なのは学力ではなく「地頭力」です。「地頭力」があれば、仕事や生活で自分らしく活躍できる可能性があります。では、「地頭力」を鍛える方法とはどんな方法でしょう。

1.子どものやりたいを尊重する。

まずは、子どもの好奇心を否定せず、好きなことや興味のあることをとことんやらせてあげましょう。「ダメ」「こっちにしよう」など、大人の価値観を押し付けてしまうと、子どもの思考力や表現力が育ちにくくなります。これはわがままもすべて聞いてあげるということではなく、子どもの気持ちや考えを理解してあげるということです。

2.子どもに選ばせて決める

 「選ぶ」「決める」という行動には「考える」が詰まっています。ですから、日常の中で子どもが選んで決める機会をたくさん作ってあげてください。経験が少なく決められ内には時には「AとBどっちにする?」と選択肢を提示してもO.K。小さなことでもよいので、選んで決める経験をたくさんさせてあげましょう。

3.すぐに答えを出さずに一緒に考える

子どもが「どうして?」「なんで?」と言ってきたときには、すぐに答えを出さずに一緒に考えてみましょう。「どうしてかな?」「あなたはどうしたい?」と質問返しをしてみるのもよいでしょう。子どもの考えや答えがあっていなくても問題ありません。それよりも、考えた過程が大事です。子どもがわからないという時には、「私はこう思うけどあなたはどう?」と、先に自分の考えを伝えてあげるのもよいでしょう。

4.結果よりも過程を大事にしてあげる

地頭力がある子どもは、公式を使わずに問題が解けたり、教科書通りではない方法で答えを導きだしたりします。その結果、成績に反映されないこともあるでしょう。テスト以外の場面でも、正しい答えにたどりつかない場合もあります。地頭力を鍛えるうえで大切なのは、考えることです。子どもの頃は知識や情報が少なく、まだ力を発揮しきれないことも多々あるでしょう。ただ、経験をたくさん積むことでその精度は上がっていくはずです。まずは過程を大事にし、「こういう考えはおもしろいね」「こういうやり方もあるよね」と認めてあげてください。

5.いろいろな体験をさせてあげる

遊びや生活の中での経験は、子どもの知的好奇心を刺激します。嫌がることを無理やりさせるのはN.Gですが、子どもが楽しめるものなら、どんどん体験させてあげてください。大人目線で見ると、危ないことや汚れることは避けたくなるでしょう。しかし、そういった経験の中からこそ学べるものはたくさんあります。大きなけがや事故には気をつけながらさまざまな経験をしていきましょう。    

                                    ベネッセ教育情報サイトより

子どもたちが、これからの社会をよりよく生きられるように、私たちも保育の中で子どもたちが「自分の頭で考える」機会を意識して作っています。そして、これからも子どもたちと一緒に考える保育を大切にしていきたいと思います。

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