保育園の思い - あすか保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

保育指針の改定

 ぞう組(5歳児)の部屋のピアノの上に、折り紙で折ったかわいいピアノが並んでいました。5歳児の男の子が教えてくれました。「あのピアノはこびとのピアノやねん。今度、お泊り保育の時にな、こびとが弾きにくるか見ようと思ってんねん。」
 昨年4歳児だった子ども達の眼に、5歳児のお兄ちゃん達の姿が「あこがれ」として残っていたんでしょうね。こびとの話をしてくれた子どもの眼は、キラキラして期待にあふれていました。今度は自分で、やりたかったことができる!! 夢をふくらませ、自分で考えて、起こした行動は、生きる力に繋がっていきます。自分の夢の実現のために準備し(ここではこびとのピアノを折り紙でたくさんつくるということ)、お泊り保育に向け取り組む姿は、まさにアクティブ・ラーニングです。

 新しいクラスが発表された時、ある保護者の方が、「先生、今年は年長やしビシッといってな。ビシッと。」と言われました。行事等でビシッとやり遂げる姿を、求めておられるのかなぁと思います。そのことも保護者さんに子どもの成長をわかりやすく伝えるという点で、大切なことだと思います。ただ、乳幼児期に本当に必要な力は何なのか?園では、子どもの今置かれている社会状況を分析し、これまでの保育を振り返り、保育の転換を自分に迫りながら、子どもにとって今つけてあげないといけない力は何なのか、職員は必死に考えています。子ども達の未来が幸せであるための基礎に、不可欠なものは何なのか考えているのです。

 今回、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領の改正施行が10年ぶりに行われました。その中で、質の高い保育を行なうために、意識することとして、乳幼児期に育みたい力=「非認知能力」「育みたい資質・能力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を挙げています。「非認知能力」は以前にも説明させていただきましたが、「学びに向かう力や姿勢」(目標や意欲、興味・関心を持ち、粘り強く、仲間と強調して取り組む力や姿勢)を言います。これからは、やはり押し込む保育より、子ども達がつかみ取る保育が、そして私たちは子ども達の力を引き出す保育が重要になってくると思います。
子どもたちが本来持っている力を引き出し、大切に育てたいなぁと思います。

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