保育園の思い - あすか保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

子どもの声

6月1日からたくさんの子ども達が、登園してくるようになり、園庭や保育室から、子どもの声がにぎやかに聞こえてくようになりました。保育園って感じがしてほんとにうれしいです。しかしまだ、登園自粛に協力して下さってる家庭の方もおられ、改めて感謝する次第です。

「Stay at home・お家にいよう」で、外出自粛の2か月間。皆さんも生活がこれまでと一変して、とても大変だったと思います。外に出て景色が変わるだけで、誰かとたわいもないおしゃべりをするだけで、自由にお買い物をするだけで、今度はどこに遊びに行こうかと考えるだけで、好きなものを食べに行くだけで、今までなんと気持ちが解き放たれていたことか・・。これまで私はそんな当たり前のことには、たいして感謝しなかったけれど、今回の件で、「おびやかされない自由」の尊さがよくわかりました。

5月8日の毎日新聞の投稿に、「回り道」というのが、ありました。娘さんの不登校を記事にされたもので、小学校5年生から中学校3年生まで不登校。「学校に行くぐらいなら死んだほうがまし。」と泣き叫び、1時間以上かけて学校に連れていくと、学校が見えるやいなやきびすを返して走り出す娘。追いかける母。ほんとにお互い辛い道のりだったと思います。今回のコロナ禍で自粛を強いられ、しばらく家にいるだけで、心が固まってくるのがわかりました。不登校や引きこもりの方の、心の痛みには程遠いけれど少し経験し、閉じ困らざるを得ない心の闇の辛さは、とてつもなく辛い物だろうと想像しました。この娘さんは、好きな英語を学びたいと志望校を選び、高校・大学に進まれたそうです。お母さん曰く、「なぜ、学校に行けなかったのか・・。いまだにこれといった答えを見いだせない。ただ、なぜ学校に戻れたのか、には明確な答えがある。『好きなこと、やりたいこと』が見つかったからだ。『好きなこと、やりたいこと』のためなら、嫌なことにも耐えられる。」と。

今、与えられた普通の日常に感謝し、子ども達の『好きなこと、やりたいこと』が見つけられるように保育していきたいと思いました。

しかし、まだまだ警戒は必要で、長期戦になりそうなコロナ禍。少し自由に、少し控えて・・。心も身体も元気に、皆と乗り越えていきたいと思います。

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