先日、ベネッセの教育サイトで「地頭力」についてこんな記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
「地頭力」とは、問題解決のために自分の持っている知識や情報を組み立てていく力のことで「自分の頭で考える力」です。昔から人間の中にある脳力で、勉強によって培われるもするまで発揮されるのが「地頭力」です。「なんで?」「どうして?」「なぜ?」というようにいろいろなことに興味を持つことは考えるきっかけになり、仮説をたてて結論を導き出しまた考える・・・その頻度が高ければそれだけ地頭が鍛えられるということです。「地頭力」があると様々な方向や立場から物事を考えられます。そのため、自分とは違う意見でも「そういう考え方もあるのか」と受け入れ、相手の気持ちを理解することができます。その他にも、表現力が豊かだったりイレギュラーな状況に強かったりなどの特徴があります。「地頭力」はもちろん生まれもったものもありますが後から鍛えることもできます。逆にいくら良い地頭を持っていてもそれが発揮できない環境では意味がありません。つまり地頭力は日常生活が大きく影響しており、周りの大人の関わり方や環境次第でマイナスにもプラスにもできるものなのです。
私たちが保育の中で大切にしている「非認知能力」を育てていくことと同じで「地頭力」を鍛えることも、子どもたちにとって、これからの「生きる力」になると思います。次回は「地頭力はどんな時に役に立つのか」「地頭力を鍛える方法」などをお伝えしたいと思います。
※「非認知能力」とは→IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指数などで明確に認知できるものではないが、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力で、例えば(やりぬく力・目標に向かって頑張る力・自制・自律性・自己肯定感・他者へ配慮・コミュニケーション能力など)のことです。