子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

「地頭力(じあたまりょく)」ってなに?

 先日、ベネッセの教育サイトで「地頭力」についてこんな記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。

「地頭力」とは、問題解決のために自分の持っている知識や情報を組み立てていく力のことで「自分の頭で考える力」です。昔から人間の中にある脳力で、勉強によって培われるもするまで発揮されるのが「地頭力」です。「なんで?」「どうして?」「なぜ?」というようにいろいろなことに興味を持つことは考えるきっかけになり、仮説をたてて結論を導き出しまた考える・・・その頻度が高ければそれだけ地頭が鍛えられるということです。「地頭力」があると様々な方向や立場から物事を考えられます。そのため、自分とは違う意見でも「そういう考え方もあるのか」と受け入れ、相手の気持ちを理解することができます。その他にも、表現力が豊かだったりイレギュラーな状況に強かったりなどの特徴があります。「地頭力」はもちろん生まれもったものもありますが後から鍛えることもできます。逆にいくら良い地頭を持っていてもそれが発揮できない環境では意味がありません。つまり地頭力は日常生活が大きく影響しており、周りの大人の関わり方や環境次第でマイナスにもプラスにもできるものなのです。

私たちが保育の中で大切にしている「非認知能力」を育てていくことと同じで「地頭力」を鍛えることも、子どもたちにとって、これからの「生きる力」になると思います。次回は「地頭力はどんな時に役に立つのか」「地頭力を鍛える方法」などをお伝えしたいと思います。

※「非認知能力」とは→IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指数などで明確に認知できるものではないが、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力で、例えば(やりぬく力・目標に向かって頑張る力・自制・自律性・自己肯定感・他者へ配慮・コミュニケーション能力など)のことです。  

  

                                       

夏が終わって秋到来!

9月に入ると日が暮れるのが早くなったり、風が涼しかったりと少しずつ秋の気配を感じます。今年の夏は全国各地で記録的な大雨の日が続き、土砂災害や浸水などの被害のニュースが毎日のように流れ、胸が痛む思いでした。一日も早く被害にあわれた皆様が安心して元の生活にもどれますように・・・。また、「新型コロナウイルス」が未だ猛威をふるっており、「緊急事態宣言」も9月12日まで延長となりました。今後の状況などを見ながら保育の内容も検討し感染予防に努めていきたいと思います。

8月24日(火)は「夏まつり」でした。昨年と同じく今年も子どもたちだけでの行事でしたが、幼児は異年齢の3人組で、0.1.2歳児は少人数で各コーナーをまわって遊びましたよ。

屋上「水遊びコーナー」
5階「手づくりお面コーナー」
「くじ引きコーナー」

4階「魚つりコーナー
4階「ゲームコーナー・おさかなダーツ」
4階「たこのわなげ」

その他、おやつコーナーも♪大盛況でした。 あっという間の時間が過ぎ、まだまだ遊び足りないようでしたが「夏まつり」が終わっても魚釣りやゲームコーナーで、また遊べることがわかると納得していた子どもたちでした。今年も、5歳児さんが年下のお友だちをリードして優しく接してくれる姿がたくさん見られ、昨年まで年上の友だちにしてもらっていたことが伝承されているなぁ~とうれしく思いました💛

9月は、夏から秋への自然の移り変わりを感じたり「運動の秋」「読書の秋」「食欲の秋」など、子どもたちとたくさんの「秋」を見つけたいと思います。

「子どもの幸福度」って?

 毎日暑い日が続きますね。7月前半は、急な天候の変化も多く大雨や雷など不安定な日が多かったのですが、梅雨が明けると子どもたちは、水・プール遊びと夏の遊び、セミ取りなど夏の遊びを楽しんでいます。

みさき佃保育園では、幼児ファミリー(3・4・5歳児)で毎年8月に「平和の集い」をし、「平和」「友だち」「命」「幸せ」などについて子どもたちと一緒に考える機会をつくっています。私たち自身が身近にある何気ないことに幸せを感じられてこそ他の人への思いやりや、優しい気持ちが生まれてきます。今年は子どもたちと身近にあるたくさんの幸せを見つけたいと思います。

「幸せ」といえば・・・

ユニセフの報告書の「先進国の子どもの幸福度ランキング」によると、「日本の子どもの幸福度」の総合順位は38カ国中20位でした。分類別にみると

【精神的幸福度】(生活満足度が高い子どもの割合・自殺率)は37位

【身体的幸福度】(子どもの死亡率・過体重・肥満の子どもの割合)は1位

【スキル】(読解力・巣額分野の学力・社会的スキル)は27位 でした。

この結果を見て精神的幸福度がとても低いことがわかります。また、日本の若者は「自己肯定感」も諸外国の若者に比べて低いともいわれていますが、改めて「自己肯定感」の低さが「幸福度」の低さにつながっているのだと感じました。私たちは「自分はこのままでいい」「自分のことが好き」と思える子どもになってほしいと思っています。そのためには、幼児期から自己選択や自己決定をたくさん経験して、自分の選択によって今の環境が変えられるということを知ってもらいどんな状況にも対応できる力を身につけていってほしいと思っています。

不思議発見!

みさき佃保育園では、ツノがえるの(ツノっぴー)、ザリガニの(こぽくん・ザリーちゃん)やだんごむし、カブトムシ、おたまじゃくし、メダカ、アゲハチョウの幼虫など、いろいろな生き物を飼育しています。

今年は、おたまじゃくしの足や手がでてカエルになる様子を近くで見ることができ、子どもたちは新たな発見に大喜び!!おたまじゃくしがカエルになるなんて・・・と不思議そうに飼育ケースを覗いていました。カエルになったら、保育園では飼育できないため(カエルは生きている虫を食べるとのことで)元の生まれた場所へかえします。生き物を育てることや、菜園などもそうですが、育つ過程でたくさんの不思議を発見することができます。それは、子どもたちにとって、本で見たり人から聞く話とは違った実体験からの学びになっています。これからも、子どもたちの不思議発見や学びをたくさんお伝えしていきたいと思います。

もうひとつ、玄関先で菜園しているスイカの苗から、スイカの葉ではない葉がでてスイカの花ではない白い花が咲き、これはいったい何なのか?と調べてみると、「ひょうたん」でした。(笑)これからの生長が楽しみです。でも、スイカとひょうたんと同じ苗からできるなんてこれも不思議発見でした。

もうすこしでカエルになるよ。
カエルが手の上にのったよ。かわいい♡
スイカ
スイカとひょうたんのコラボレーション
これがひょうたん??になるのかな~

今月から水遊び、プール遊びがはじまります。安全面に十分注意しながら、夏の遊びをいっぱい楽しみたいと思います。

今、できることを楽しもう!

 新年度がスタートして新入児のお友だちも少しづつ慣れてきたころ、3回目の「緊急事態宣言」(4月26日~5月31日まで)が発令されました。保育園といたしましても感染予防の視点からご家庭で保育が可能な方にはご協力をいただいているところです。ご理解、ご協力をいただきありがとうございます。今後も感染予防に努めながら保育をしていきたいと思います。

「緊急事態宣言」が発令されてから、公園への散歩は自粛していますが、人数や時間を調整し、戸外遊びは屋上を活用して遊んでいます。子どもたちは、制限の中でも遊びを通して毎日いろいろなことを発見したり、友だちと一緒にたくさんのことを学んでいます。今日は、最近の子どもたちの様子をご紹介します。

三輪車は人気!交代しながら遊びます
竹馬にも挑戦
フープあそび
ハードルも上手でしょ!
毎日おにごっこも楽しんでいますよ~
読書タイムでお兄ちゃん
読んでもらってます♡
「なまえかけない~」といっているお友だちに年上のおねえちゃんが「おしえたろか?」と一緒に鉛筆をもって教えてくれました。「こうやってかくねんで~」と教えてもらい「うん♡」と嬉しそうでした。異年齢保育っていいですね。
染め紙でこいのぼりをつくったよ~
ステキなこいのぼりができました~♪
元気におよいでね~♪

今回は幼児ファミリーの子どもたちの様子をご紹介しました。次回は乳児クラスの様子をお伝えしたいと思います。最後に、みさき佃保育園のみんなのアイドル、つのがえるの「つのっぴー」を紹介します。本日のえさの時間の様子です。

大きな口を開けている「つのっぴー」!!
これからごはんの時間です。
たくさん食べて満足そうでした(笑)

別れがあって出会いがある

 3月25日(木)は卒園式でした。子どもたちが証書を受け取る姿や小学校でやりたいことを発表する姿、お家の人にありがとうの言葉を伝える姿を見て本当に大きくなったなぁ~と成長を感じました。 これから、小学校という大きな集団の中に巣立っていく子どもたちをこれからもずっと応援しています。

  4月から、15名の新入児を迎え全児69名でスターします。今年度も、ブログでいろいろなことを発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

卒園記念に卒園児からいただいた絵です。エントランスにかざっています。
玄関先のチューリップもきれいに咲きました。すっかり春ですね。ー

消防車がきたよ~

本日、1階給食室から出火したことを想定した避難訓練を行いました。屋外の非常階段を使って新佃公園まで全員無事に避難することができました。今日は、西淀川消防署の方も来てくださり、119番に実際に電話をする通報訓練やみんなが避難する様子を見てくれました。公園では、職員が消火器の訓練をさせてもらい、その姿に子どもたちが「先生がんばれ~」と応援してくれましたよ。最後は、みんな大好き♡かっこいい消防車を見せてもらって大喜びでした。西淀川消防署の皆様、ありがとうございました。

消防車かっこよかった!!
歩道橋を渡って新佃公園まで避難します
消防士さんの話を聞きました
消火器を使った訓練

★やっと写真をアップできるようになりました~(笑) これからは、写真も入れながらお伝えしたいと思います。

遊びのテーマは「数」

 こんにちは。1か月があっという間にすぎ、もうすぐ2月ですね。 遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年から新型コロナウイルスが猛威をふるっています。保育園では、感染予防に努めながら、子どもたちによりよい保育が提供できるよう職員一同頑張りたいと思います。そして、一日も早い感染症終息と皆さんが安心して過ごせる生活に戻れるように祈っています。 

幼児ファミリーの1月からの遊びは「数」がテーマです。 「身近な環境の中で数に触れる」ことをねらいとして、「数の概念」を知ることが目的です。ここでいう「数の概念」とは、1.2.3.4、5と数えれることではなく、5の中に1がいくつあるかなどを知ることです。「数」とは、子どもたちの生活の中に密接したものであり、足すこと、引くこと、比較すること、分けることなど、様々な現象が身近な環境・遊びの中にあふれています。生活や遊びの中で、子どもたちが「数」の概念を学ぶ機会をたくさん提供し、気づき、考える力につなげていきたいと思います。また、遊びの様子なども、ここでお伝えしていきたいと思います。♬

今年は無観客で

12月10日(木)に「なかよしファンタジー(3・4・5歳児発表会)」がありました。このコロナ禍のの中、どうやって開催するのか、どのようなやり方ならできるのかなど、たくさん話しあった結果、保護者の方に見にきていただくことが難しいいと判断し、今年は無観客で行い、その様子をDVDにして保護者の方に配布することになりました。

当日、子どもたちは普段通り、のびのびと表現していたのですが、年長児になると「ドキドキした♡」「がんばってたやろ?」「じょうずやった?」とお家の人に見てもらうことを意識している声もきかれました。DVDには、当日の様子だけでなく、一番見ていただきたい取り組みのプロセスなども入っています。編集に少々時間がかかっておりますが、来年早々に配布する予定です。

今年も、保育園の運営にご理解、ご協力をいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。 よいお年をお迎えください。

     「優しい気持ち」   ~異年齢児の関わり~

こんにちは。木々もすっかり色づき、秋も、もうすぐ終わりですね。

今回は、昨年の園だよりで保護者の方に配布しました、みさき佃保育園の異年齢児の関わりのエピソードをご紹介したいと思います。

 みさき佃保育園の、朝・夕の長時間保育は、乳児(0・1・2歳児)と幼児(3・4・5歳児)が一緒になる時間帯があります。幼児のお友だちにとっては、小さいお友だちと関われるひととき。やさしく話かけたり、手をつないだり、自分の使っているおもちゃを貸してと言われると「はい」とすぐに貸してあげる姿をよく見かけます。その時の子どもたちの顔は、優しくて、小さいお友だちがかわいくてたまらないという顔をしています。時々、小さいお友だちに「いや」と言われることもありますが、そんな時も無理強いはしません。近くにいて見守っています。

 ある日の朝の長時間保育の時のお話です。乳児クラスのお友だちが、お母さんとの別れが悲しくて保育者に抱かれて泣いていた時、幼児ファミリーのお友だちが、すぐに気づいて「どうしたの?」と心配そうに来てくれましたが、すぐにその場を離れていきました。

少しして、乳児クラスのお友だちも泣きやんだ頃、さっき声をかけてくれた幼児ファミリーのお友だちが帰ってきました。手には、泣いていたお友だちが、いつも遊んでいるおもちゃを持ち、「ほら、これあるよーあそぼー」と声をかけてくれました。乳児クラスのお友だちは、保育者に抱っこされたまま「いやいや」と首をふりました。それでも「これ、すきやんな~あげる~」と差し出し、反応を見ているお友だち。結局、そのおもちゃは受け取ってもらえず残念そうに「いつもは、すきやねんで」と保育者に教えてくれました。保育者が「ありがとう」というと、その表情は明るく自分の好きな遊びをしに行きました。

幼児ファミリーのお友だちは、泣いている乳児クラスのお友だちを見つけて、何とかしてあげようとその子の好きなおもちゃを持ってきてくれたのです。少し時間があいていたのは、見つかるまで一生懸命探したのでしょう。私たちは、子どもたちが異年齢で過ごすことで、いろいろな心の育ちに気づかされます。そんな優しい関わりの場面をとてもうれしく思います。

 保育園では、0歳児~5歳児までの子どもたちが生活や遊びを通して成長しています。もちろん、楽しいことばかりでではなく、ケンカやトラブルも日々ありますが、その中で自分の思いを伝えたり、相手のおもいにも気づいたりしながら、気持ちのコントロールの仕方も学びます。人は人によって成長することを私たちは日々実感しています。

私たちも、毎日のように子どもたちからいろいろなことを教わり成長させてもらっています。今のままでよいのではなく、一日一日を振り返りながら改善し、今後も保育園が、子どもたちのよりよい学びの場となるよう努力していきたいと思います。

*みさき佃保育園は幼児(3・4・5歳児)は異年齢保育をしています。幼児クラスではなく、幼児ファミリーと呼んでいます。

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