保育園の思い - あすか保育園

 

保育園の思いblog

 
 

子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

2021年度

18名の新入児を迎え、2021年度がスタートしました。大阪では、コロナの陽性者が日ごとに増え、入園式も危ぶまれましたが、何とか執り行うことができました。たてわり保育も2年目に入り、3月~4月への年度替わりの移行がとてもスムーズなことを実感しました。

入園式の日、私からのあいさつは、、、

人を一人保育していく上で、本当にいろんな方向から、育ちの道筋を見つめなければいけません。心・言葉・体・脳・人間関係・・・。職員も一生懸命勉強し、子どもを見つめて、子どもの健やかな育ちを保障しようと奮闘しています。

では、保護者の方の一番の役割は、というと・・。

保護者の方は、子どもを信じ、受け止め、認めてあげていただきたい。そして、肯定的な、あるいは称賛の言葉をたくさん掛けてあげて欲しいと思います。それはきっと子どもの心の栄養になって、幸せな気持ちが心に広がります。そうやって人は豊かに育っていきます。たとえば子どもが抱っこを求めてきた時も、できる限り抱っこしてあげてください。立って抱っこがしんどかったら、座ってひざにのせてあげてください。日常で感じた不安や、もやもやした気持ちは、脳の前頭前野が抑制してくれるのだけれど、不安やもやもやが大きくて、前頭前野で受け止められなくなったら、その不安を誰かの身体を通じて放出しようとします。これが抱っこを求める最大の理由です。脳科学のロジックです。「わがまま」でも「赤ちゃんみたい」でもありません。愛着形成はここをきちんと受け止めてあげることで作られて行きます。大人の役割はこれに尽きるかもしれません。

どの保護者もしっかりと聞いていてくれました。(保護者の聴く姿勢で、子どもの様子がわかります。)子どもの声に耳を傾け、子どもの関心に注意を払い、子どもの意思を尊重する。そんな作業(大人の我慢がとても必要な作業)を丁寧に積み重ねていくと、必ずしっかりとした根っこが張っていくと思います。

園庭で遊び始めた1歳児
しっかり泣いたので遊びだすのも早かったです。室内でよく遊んでいます。
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