前回の投稿にあるように、多くの保護者の方が、あすか保育園の保育方針に理解を示していただき、大変ありがたいと思っています。
子ども達は、週明け、「ギュウしてもらった。(ハグしてもらった。)」と、うれしそうに教えてくれました。みんなで取り組んだ運動会を通して、子どもの心は、一つ豊かになりました。
「あすかのひろば」(運動会)にこのような感想も寄せられました。
『はっきりと言って運動会という感じでは、ありませんでした。メリハリがなく、ダラダラした感じで、正直残念です。練習不足でもあると思います。月齢に合った内容ではなく、何をさせたいかがわかりません。他の保育園などはもっとしっかりしています。成長も感動も感じませんでした。改善してください。』
園からは、このようにコメントしました。
確かに、見た感じは、ダラダラした感じに見えるかもしれません。でも、バタバタとこなす運動会より、異年齢の子どもを気遣ったり、クラスを超えて応援したり、子ども中心に、子ども同士、心を通わせながら進む行事でありたいと思っています。子どもは、教え込めばしっかりもするし、高度なこともできます。たとえば、キリン組(3歳児)は、ダンゴ虫になりきって遊びましたが、この「なりきって遊ぶ」というのは、とても大切なことで、なりきって遊ぶ=想像力を働かす=人の気持ちを思い図れるようになる。という成長過程の入り口を遊びで通過していくのです。
こんな風にして、これから生きていく上でとても大切な力を、遊びを通して、友だちと一緒に身に着けていって欲しいと思います。
教科的な学習を急ぐのは、子どもの「心育て」にとって危険です。今必要なことは、失敗や回り道をたくさんしながら、子ども達が自分で考えて、行動していくこと。そして、自分と友達を大切にして、仲間と繋がっていくこと。これらは、「見えない力」で、見えないからこそ大切に育てていきたいと思っています。
評価の意見だけではなく、このような(上記のような)ご意見も大変貴重です。ありがとうございました。意見を頂いた事で、もう一度、伝えたい思いを再確認しました。
12月には、「きらきらひろば(発表会)」があります。ごっこ遊びも、子どもの成長になくてはならない遊びです。「あすかのひろば」での取り組みを土台に、またいっぱい遊びこんでいきたいと思います。