最近はテレビや新聞等で取りざたされているので、聞いたことがある人もいるかもしれません。「認知能力」とは、文字や数字など、教えられて習得する能力で、知能(IQ)とも言われる能力です。これに対し「非認知能力」とは、意欲や忍耐力や協調性、自尊心などで、心の知能指数(EQ)とも言われます。
ある研究では、幼児期の知的教育(認知能力を伸ばそうとする教育)による効果は一時的に過ぎず、知能の高さは長続きしないことが、あきらかになりつつあります(ペリー幼稚園プログラムなど)。つまり、幼児期に、教え込む教育に力を入れても、8、9歳になると、教え込まれていない子どもと同じIQ、もしくはそれを下回るデータしかでておらず、反対に、「非認知能力を高めることは、学歴や仕事など将来の成長に結びつきやすく、幸せ度が高い。」というデータが出ています。
今、教育分野では、保育の世界にのみならず、学校でも「非認知能力」をいかに伸ばすかが、注目されており、学習指導要領にも盛り込まれました。あすか保育園でも、「非認知能力」=「意欲や忍耐力、協調性や自尊心・・」を育てるためには、どういった保育内容にすればいいのか検討を重ねているのです。