◎身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で、様々な事象に興味や関心をもつ。
これは、保育所保育指針の「環境」の項の、「ねらい」の一文です。あすか保育園は、園庭の狭い保育園です。しかしながら、子ども達はご多分に漏れず、非常に虫好き、生き物好き。少しでも、豊かな環境にしたいと、造園家で、京都女子大学兼任講師の小泉昭男さんを講師に、職員で研修を受けました。小泉さんは、「子ども達が毎日生活している園庭を、草花や樹木、虫や小動物たちの『命の営み』が感じられる場にしたい。」という願いを持ち、これまでいくつかの園庭づくりに関わってこられました。昨年の11月の園だよりに載せた「知ることは感じることの半分も重要ではない。」という言葉も、小泉さんから教えていただいたものです。
そして、3月の下旬、園庭に、「さんごじゅ」(一番上の写真。垣根になっている木。6~7月に白い小さな花を咲かせ、秋に赤い実がなる。)、「ブラックベリー」(真ん中の写真。園庭のすっみっこの柵に、はわせている。ジャムにすると美味しい。)、「れんぎょう」(三番目の写真。アーチになっている木。春に黄色い花を咲かせる。)を植えてもらいました。子ども達は早速、れんぎょうのトンネルをくぐったり、そこにマットを敷いてままごとをしたり、さんごじゅの裏に隠れたり、遊びが広がっています。今年は、梅もたくさん実をつけていて楽しみです。こならの樹(どんぐり)も植えたいと思います。狭くても楽しい園庭の工夫をこれからもしていきたいと思っています。(最後の写真は、たわわに実る梅の実です。一昨年は梅ジュース、昨年は梅ジャムにしました。どちらも正直おいしい!!、とまではいかなかったので(笑)、研究していきたいと思います。)