子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

with コロナ

乳幼児教育実践家の井桁容子先生が、マスク着用の保育について書いておられました。『実践者の間隔としては、マスクを着用したままでの保育は、幼い子どもの心の育ちに影響があるのではと気がかりであること、乳幼児は、表情が豊かな人を好むと、心理学の実験でも証明されているのだから、マスクを着用していると、表情が見えなくて、良くないのではないか、と思っていたこと。』  

そこで、井桁先生が東京大学大学院教授の遠藤利彦先生に尋ねると、その回答は、『動物と異なって人間の目に白目があるのは、相手に目の動きがわかるように(見えるように)するためにある。それは、相手の思いをくみ取るために必要だから。口元が笑っていても、目が笑っていなければ、人はその思いを感じ取る。幼い子どもたちは特にその感じる力が優れているのでごまかせない。また、赤ちゃんは、声に含まれる感情的な調子がわかるので、マスクを着用しなければならない状況下でも、あまり心配はない。』とのことでした。

そして、井桁先生の結論は、『マスクの着用を心配する以前に、保育者が子ども達に温かいまなざしや、優しい口調を心がけているかどうかが重要なことだ』と。子どもは、とても本質的なところをわかっている場合が多いです。だから大人は子どもにうそをついたり、ごまかしたりしてはいけないんだと思います。子どもは全部お見通しで大人を許してくれているんだと思います。忘れないでおきたいと思いました。

夜の保育園

7月17日(金) 5歳児・夜の保育園がありました。今年はコロナの影響で、一泊保育の取り組みが難しくなりました。その代わりに5歳児は、夜の8時頃まで、「夜の保育園」を楽しみました。

朝から、カレーを作ったり、くわのがたろうさんとがたみさんから送られてきた手紙の、「得意なものミッション」に挑戦したり、地域のお風呂屋さんには行けなかったけど、園のお風呂に入ったり、夕食はみんなでカレーを食べたり・・。最後は、花火を楽しんでいつもと違う一日を、5歳児さんは満喫しました。

今年は去年通りに行かないことも沢山あるけれど、だからこそ職員たちは知恵を絞って、いい経験を、いい取り組みを、いい思い出を作ろうと頑張っています。

保護者の方からも労をねぎらうお言葉をたくさんいただきました。

今年も楽しいことをたくさんしたいと思います!!

平常保育が再開

7月からは、全児童に登園自粛も解け、平常保育が再開しました。いや、平常保育に近いものが再開したと言った方が、的確かもしれません。毎日の検温に加え、日中も全児検温をするようになりましたし、部屋の消毒は、児童が登園する前(8時頃)、登園後(10時頃)、昼(14時頃)、夕方(17時頃)の4回行っています。マスクはずっと着用していますし、フェイスシールドも用意しました。プール活動は悩んだ末、プールの水は塩素管理されているので安全ということで、週2回、密にならないように配慮して入ることにしました。今まで、普通に行われていたことを、一つ一つ点検し直し、子ども達の保育を保障しながら安全を確保するには、どういった方法が一番リスクが少ないのか、頭を悩ませています。一泊保育は中止になり、それでも何か心に残る取り組みをしてあげたくて、「夜の保育園」と称して、8時頃まで保育園で、探検をしたり、夕食を食べたり、花火をしたりします。これから、「あすかのひろば(運動会)」、遠足、「きらきらひろば(発表会)」など、他にもたくさんの行事があります。行事も大切だけれど、その行事に向かっていくプロセスの、「あーでもない、こーでもない。」といった友達とのぶつかり合いや、自分の心の葛藤、紆余曲折がとても大事で、工夫しながらそのような経験はこれまで通り経験させてあげたいと思っています。

2020年5月のキャリアフィールド株式会社調べで、調査対象の98.3%の人が保育所のことを「社会にとってなくてはならない存在」と回答したと報告されました。コロナ禍のもと、保育園はずっと開園していましたし、保育園に行けなくて、ずっと家庭で保育することの大変さも保護者の方々は痛感したとおっしゃっていました。そして子どもにとっても、とても生きにくい時世だからこそ、大切な幼児期に、とびっきりの楽しい経験ができるように工夫し、「社会にとってなくてはならない存在」というポジションも強めていけたらと思います。

子どもの声

6月1日からたくさんの子ども達が、登園してくるようになり、園庭や保育室から、子どもの声がにぎやかに聞こえてくようになりました。保育園って感じがしてほんとにうれしいです。しかしまだ、登園自粛に協力して下さってる家庭の方もおられ、改めて感謝する次第です。

「Stay at home・お家にいよう」で、外出自粛の2か月間。皆さんも生活がこれまでと一変して、とても大変だったと思います。外に出て景色が変わるだけで、誰かとたわいもないおしゃべりをするだけで、自由にお買い物をするだけで、今度はどこに遊びに行こうかと考えるだけで、好きなものを食べに行くだけで、今までなんと気持ちが解き放たれていたことか・・。これまで私はそんな当たり前のことには、たいして感謝しなかったけれど、今回の件で、「おびやかされない自由」の尊さがよくわかりました。

5月8日の毎日新聞の投稿に、「回り道」というのが、ありました。娘さんの不登校を記事にされたもので、小学校5年生から中学校3年生まで不登校。「学校に行くぐらいなら死んだほうがまし。」と泣き叫び、1時間以上かけて学校に連れていくと、学校が見えるやいなやきびすを返して走り出す娘。追いかける母。ほんとにお互い辛い道のりだったと思います。今回のコロナ禍で自粛を強いられ、しばらく家にいるだけで、心が固まってくるのがわかりました。不登校や引きこもりの方の、心の痛みには程遠いけれど少し経験し、閉じ困らざるを得ない心の闇の辛さは、とてつもなく辛い物だろうと想像しました。この娘さんは、好きな英語を学びたいと志望校を選び、高校・大学に進まれたそうです。お母さん曰く、「なぜ、学校に行けなかったのか・・。いまだにこれといった答えを見いだせない。ただ、なぜ学校に戻れたのか、には明確な答えがある。『好きなこと、やりたいこと』が見つかったからだ。『好きなこと、やりたいこと』のためなら、嫌なことにも耐えられる。」と。

今、与えられた普通の日常に感謝し、子ども達の『好きなこと、やりたいこと』が見つけられるように保育していきたいと思いました。

しかし、まだまだ警戒は必要で、長期戦になりそうなコロナ禍。少し自由に、少し控えて・・。心も身体も元気に、皆と乗り越えていきたいと思います。

今年のあすか保育園

緊急事態宣言下で、登園自粛をご協力いただいており、結果、例年おこなっていた4・5月の行事はなくなりました。5月の下旬に行なわれていた「あすかのひろば(運動会)」も秋に延期に。コロナウイルスもまだまだ油断はできないので、いろいろな行事の見直しが迫られています。先日、保育会議をもち、行事の再検討をしました。その際に、「これまで通りにはできない行事が出てくると思うけど、今年卒園する5歳児さんも、『保育園、楽しかったな~~!!』って思えるような1年にしましょう。できなくなることがある分、例年にも増して、日常を大切にしていきましょう。」と確認しました。今年は、初めてたてわり保育に取り組むので、保育の全体的な計画や年間計画など、できるだけ全員で考える場を持つようにしています。保育内容の話をしていると、それぞれの保育士さんの考え方が伝わってきておもしろいです。保育に対する考え方は、その人の生き方や意思を映し出しています。できるだけいろんな人が発言し、いろんな意見が含まれた内容になるといいなと思います。いろんな知恵を寄せ集め、コロナに負けない楽しい2020年度にしたいと思います。

園庭に植樹しました。

◎身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で、様々な事象に興味や関心をもつ。

これは、保育所保育指針の「環境」の項の、「ねらい」の一文です。あすか保育園は、園庭の狭い保育園です。しかしながら、子ども達はご多分に漏れず、非常に虫好き、生き物好き。少しでも、豊かな環境にしたいと、造園家で、京都女子大学兼任講師の小泉昭男さんを講師に、職員で研修を受けました。小泉さんは、「子ども達が毎日生活している園庭を、草花や樹木、虫や小動物たちの『命の営み』が感じられる場にしたい。」という願いを持ち、これまでいくつかの園庭づくりに関わってこられました。昨年の11月の園だよりに載せた「知ることは感じることの半分も重要ではない。」という言葉も、小泉さんから教えていただいたものです。

 そして、3月の下旬、園庭に、「さんごじゅ」(一番上の写真。垣根になっている木。6~7月に白い小さな花を咲かせ、秋に赤い実がなる。)、「ブラックベリー」(真ん中の写真。園庭のすっみっこの柵に、はわせている。ジャムにすると美味しい。)、「れんぎょう」(三番目の写真。アーチになっている木。春に黄色い花を咲かせる。)を植えてもらいました。子ども達は早速、れんぎょうのトンネルをくぐったり、そこにマットを敷いてままごとをしたり、さんごじゅの裏に隠れたり、遊びが広がっています。今年は、梅もたくさん実をつけていて楽しみです。こならの樹(どんぐり)も植えたいと思います。狭くても楽しい園庭の工夫をこれからもしていきたいと思っています。(最後の写真は、たわわに実る梅の実です。一昨年は梅ジュース、昨年は梅ジャムにしました。どちらも正直おいしい!!、とまではいかなかったので(笑)、研究していきたいと思います。)

4月

新入児の皆さん、ご入園おめでとうございます。

毎年なら、新しいお友達を迎え、うれしい年度始まりなのですが、今年はどうも、そうはいきません。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、昨日、政府から、緊急事態宣言が発せられました。入園式を中止した矢先の宣言で、新入児を含め、家庭保育が可能な方は、登園を控えていただくこととなりました。これだけ感染が広がると、いつ、誰が罹ってもおかしくない状態で、朝から毎日せっせと消毒していますが、不安は拭えません。

日本赤十字社のホームページに「こころの健康を保つため」という、サポートガイドが公開されています。コロナウイルス感染に対して、精神的負担の大きい人に向けた内容となっており、心の以上を感じたら、「おすすめすること」や「避けた方がいいこと」などが載っています。気持ちに異変を感じたら、そんな情報も参考にしてみてください。5月に、お会いする時には、感染症が終息に向かい、保護者の方も、子ども達も、元気に登園して頂きたいと思います。どうか、心も身体も健やかにお過ごしください。

卒園

2020年3月19日(木) 社会福法人美咲会 あすか保育園 第3回卒園式がありました。今年は、新型コロナウイルスの影響で、開催が危ぶまれましたが、在園児の参加なし、式次第の縮小、全員マスク着用、定期的な換気等のもと、行うことができました。子ども達は、とてもうれしそうで、最後に、豊年太鼓を見事に演奏してくれました。

5歳児には、卒園式の数日前に、お祝いの特別感を味わうイベント?があります。それは、事務所レストラン&お茶会です。事務所に、5歳児が、数名ずつ日替わりで招かれ、園長と給食を食べます。小さいグループで、クラスの話や、おうちの話、また小学校の話等、ペチャペチャ喋りながらのランチです。いつもとちょっと違って、特別感があって、子ども達はみな少しハイです。そして、その日は、3時のおやつに、今度は和室に招かれて、お茶会です。園長が、それぞれに薄~い、お薄を点てます。お茶を点てるのを始めてみる子も多く、興味津々です。その日、5歳児がこんなことを言いました。

「あ~~、今日は、人生で最高の日や~!!」  思わず笑ってしまいましたが、私もうれしくなりました。今、起こったことに対して、最高やと思える喜びは、気持ちをたっぷりと豊かにします。そして、周りまで豊かで幸せな気分にしてくれます。この子たちのもとに、そんな幸せな経験が、これから先もたくさんありますようにと、心の中で願いました。

5歳児さん、幸せな気持ちにしてくれてありがとう。卒園おめでとう。

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