子どもの最善の利益を追求し、一人一人の子どもを大切に保育を行います。
また、現在を最も良く生き、望ましい未来を創り出す力の基礎を培います。
同時に全ての子育て家庭を視野に入れ、子育てに関する支援事業をおこない、
地域の子どもも含めた子どもの育ちを、総合的に支援します。

保育園の概要

またまた緊急事態宣言

5月は1ヶ月、緊急事態宣言中になってしまいました。協力して頂ける家庭は、ほとんどのお家が登園自粛に協力してくださっています。人流を少しでも抑えるため、感謝しています。

春に予定していた運動会は秋に。春の遠足は、今年も全て中止になりました。今年度も、なかなか厳しいスタートでしたが、子ども達は、新年度を活き活きと過ごしています。本当にたてわり保育の威力はすごくって、年長さんが、年長としての誇りを持って、下級生をリードしてくれています。新4歳が、もうすでに年長さんの技や雰囲気をつかみ取ろうと、虎視眈々と様子を伺っています(笑)。

乳児は約1ヶ月が過ぎ、新入児さんも本当によく遊ぶようになりました。1歳児は12人が新入で、当初、おんぶ紐・抱っこ紐が大活躍しましたが、もうすっかり自分で立って遊んでいます。

この間、子どもさんを送って来られたお父さんに「泣かずに遊ぶ時間がとっても増えましたね。」とお声がけすると、「ずっと(保育士さんに)抱っこしてもらっていたからです。」とおっしゃられました。年度当初の私たちの努力を知っていただけていると思うと、心がホワンと温かくなりました。

きっともう少しの我慢。平常に戻ったら、それまでを取り戻すべく、思いっきり遊びたいと思います。

2021年度

18名の新入児を迎え、2021年度がスタートしました。大阪では、コロナの陽性者が日ごとに増え、入園式も危ぶまれましたが、何とか執り行うことができました。たてわり保育も2年目に入り、3月~4月への年度替わりの移行がとてもスムーズなことを実感しました。

入園式の日、私からのあいさつは、、、

人を一人保育していく上で、本当にいろんな方向から、育ちの道筋を見つめなければいけません。心・言葉・体・脳・人間関係・・・。職員も一生懸命勉強し、子どもを見つめて、子どもの健やかな育ちを保障しようと奮闘しています。

では、保護者の方の一番の役割は、というと・・。

保護者の方は、子どもを信じ、受け止め、認めてあげていただきたい。そして、肯定的な、あるいは称賛の言葉をたくさん掛けてあげて欲しいと思います。それはきっと子どもの心の栄養になって、幸せな気持ちが心に広がります。そうやって人は豊かに育っていきます。たとえば子どもが抱っこを求めてきた時も、できる限り抱っこしてあげてください。立って抱っこがしんどかったら、座ってひざにのせてあげてください。日常で感じた不安や、もやもやした気持ちは、脳の前頭前野が抑制してくれるのだけれど、不安やもやもやが大きくて、前頭前野で受け止められなくなったら、その不安を誰かの身体を通じて放出しようとします。これが抱っこを求める最大の理由です。脳科学のロジックです。「わがまま」でも「赤ちゃんみたい」でもありません。愛着形成はここをきちんと受け止めてあげることで作られて行きます。大人の役割はこれに尽きるかもしれません。

どの保護者もしっかりと聞いていてくれました。(保護者の聴く姿勢で、子どもの様子がわかります。)子どもの声に耳を傾け、子どもの関心に注意を払い、子どもの意思を尊重する。そんな作業(大人の我慢がとても必要な作業)を丁寧に積み重ねていくと、必ずしっかりとした根っこが張っていくと思います。

園庭で遊び始めた1歳児
しっかり泣いたので遊びだすのも早かったです。室内でよく遊んでいます。

年度終わり

2020年度の保育納めです。山盛り大変なことがありましたが、保護者の方々のご協力を得て、何とか無事に過ごすことができました。

今年は、幼児がたてわり保育に踏み切った年でもありました。卒園式頃になると、今までの年齢別保育とは一段違った異年齢の関わりの深さを感じ、職員で「たてわり保育にして良かった。」と改めて実感しました。

22年度の高校の教科書の検定結果が発表されました。毎日新聞(2021・3・31)によると、『「主体的で対話的な深い学び」を重視しており、教科書の構成は、話し合いや発表に軸足を置く傾向が強まった。』『論理的思考養成に重点』『脱「暗記」、「議論」促す』『読解力の向上目指す』等々とありました。

私たちも『自分の考え方をしっかりと見つめ、模索しながら仲間と共に表現していく。』そんな道筋を保育園時代から大切にしたいと思っています。そしてたてわり保育のサークルタイム(話し合い)で、1年間いろんな話をし、皆で考え、発表してきたことは、「主体的で対話的な深い学び」に繋がってほしいと思っています。

園庭が春の陽ざしに包まれて、子ども達の笑い声が聞こえます。さぁ、明日から2021年度の始まりです。希望を歩んでいきましょう!

卒園

園だよりに掲載している「有所思之事」は、「思うところあっての記事」という意味で、心に留まったことを思うままに発信させていただいています。稚拙な内容なのに、保護者アンケートで、「HPのブログや「有所思之事」を楽しみにしている。」との声もあってうれしかったり、はずかしかったり・・・。

言葉を発信すること、受け取ることは、とても大切だと思います。米国の小児人工内耳外科医、ダナ・サキスンドは、著書「3000万語の格差」の中で、3歳までの子ども達が受ける言葉数の違いを立証しています。最も高い社会経済レベルの子どもと、相対するレベルにある子どもでは、親の応答回数が、1時間に2000語の差があり、これが、3年間で(3歳児の時点で)、3200万語の差があるということです。承認の表現(いいねとか、なるほどとか、そうなんやとか・・・)の差違は、特に深刻で、親から子どもへの承認の表現は、10倍の差がありました。しっかりと子どもの言葉を受け取り、承認の表現をしてあげること、このことが、将来の幸福度を左右するというのです。子どもの声に耳を傾け、保護者の方もしっかり発信してあげてください。そして、承認の表現を、たっぷり与えてあげてください。私たち保育者も、心に留めておきたいと思います。

今月号の園だよりの「有所思之事」に、上記の文章を載せ、卒園児の保護者の方へのはなむけの言葉にしました。

ぞう組さん、卒園、おめでとう!! これからの皆さんの歩みに、幸多きことを心から願っています。

お別れ会
出し物
手品
おやつのお菓子屋さん

きらきらひろば(発表会)からのメッセージ

5歳児の太鼓・パーランクは、披露するたびに上手になっていき、楽器を奏でる楽しさと、友達と心合わせて打つ満足感を、十二分に味わっていました。きらきらひろばで、生で見てもらうことができなかったので、後日、園庭でその姿を披露しました。

その姿は見ている人の胸を打ち、感動を与えてくれました。子ども達に、機に触れ折に触れ、「ほんまに太鼓(パーランク)すごかったなぁ。がんばってたなぁ。」と、振り返って、何度でも何度でもほめてあげてください。そのたびに、その言葉はきっと子どもの心の栄養になって、幸せな気持ちが心に広がります。そうやって人は豊かに育っていきます。たとえば子どもが抱っこを求めてきた時も、できる限り抱っこしてあげてください。立って抱っこがしんどかったら、座ってひざにのせてあげてください。日常で感じた不安や、もやもやした気持ちは、脳の前頭前野が抑制してくれるのだけれど、不安やもやもやが大きくて、前頭前野で受け止められなくなったら、その不安を誰かの身体を通じて放出しようとします。これが抱っこを求める最大の理由です。脳科学のロジックです。「わがまま」でも「赤ちゃんみたい」でもありません。愛着形成はここをきちんと受け止めてあげることで作られて行きます。大人の役割はこれに尽きるかもしれません。

5歳児が発表会の時に歌った「パワフルパワー」の歌詞は、「私は私を信じている。私の力を信じている。」「私はあなたを信じている。あなたの力を信じている。」といっています。子どもの力を信じること。きらきらひろばで、また子どもに教えられました。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年は、日本中がこれまでにない経験をしました。園として、大変なことも多かったけれど、これまでの価値観を問い直す機会となりました。事あるごとに保護者の皆様に相談し、いつも園に寄り添ったご判断を頂き、誠に感謝しています。いつもとは違った形でしたが、夜の保育園・プール・運動会・遠足・発表会等を経験することができました。

12月5日に行われた「きらきらひろば(発表会)」は、直前(12月2日)で、無観客開催・ビデオ収録と判断し、保護者の方々は、状況から快諾をしてくださいました。後日、ビデオを配布すると、「楽しみにしてました~」「クリスマスプレゼントみたい~」と、大変喜んでくださいました。やむを得ず判断した無観客・ビデオ収録でしたが、思いのほか、子ども達は普段通りの発表ができましたし、保育士も緊張が緩和され、伸び伸びと行っていたように見えました。(実際、保育士は、「やりやすかった」と言ってました。笑。)

発表会は、室内で行われますし、観客席からの「圧」も結構なものです。運動会は、まだ開放感がありますが、発表会は今回のような方法も、今後の行事のあり方として、一考に値すると思いました。やってみないとわからないものです。

今年も状況がどうなっていくのか、予測不可能です。時宜に応じた対応を、余儀なくされる場面がきっとあろうかと思います。今年の経験を基に、職員とそして保護者の方々と共に、知恵を出し合って乗り越えていきたいと思います。

「みんなでごっこ遊び」と「公開保育」

秋の様々な経験を経て、10月30日に幼児さんは、「みんなでごっこあそび」を楽しみました。にじファミリーは、お店屋さん(花屋さん、西松屋、マクドナルド、水族館、ジュエリーショップ・・)。ほしファミリーは、忍者ランド(くじ引きや、いろいろな修行コーナー・・)。どちらのごっこ遊びも、どっぷり遊び込めました。前日にプレを行い、プレを休んだ子どもが、当日に、「あ~、楽しかった。昨日、休んでしまって残念や~。」と、嘆いていました(笑)。次の日に、もう一度、それぞれのファミリーが内容を改良してのごっこあそび続編。その日は、大阪市の研修担当の方々や、大学の教授など、研究会の人たちも訪れ、第2回目の公開保育もおこなわれました。その方々の感想は・・・。

・8月の公開保育の時から考えると、子どもの成長をものすごく感じる。たてわり保育を通して、それぞれの子ども達が居心地の良さを感じている。

・子ども主体で遊びが進んでいる。お互いがお互いを大事にしている。だから、お互いの遊びを壊さない。

・自律、協同、憧れが、たてわり保育の仕組みの中で、活きている。これは、小学校にも繋がる。

・ごっこ遊びを楽しめるポイントが多く用意されている(入口が広い)。だから、いろんなタイプの子どもが色々な形で遊びに加わり、楽しんでいる。活動の目的がはっきりしている。ごっこ遊び=言葉のやり取り=合法的な言語化(これまで泣いたり暴れたり、大きな声を出して気持ちを表現する子が数名いた。)これは、あすか保育園のテーマにもなり、遊びと合致している。

等々・・。

8月の第1回目の公開保育では、結構チリジリに遊んでいた子ども達。コロナ自粛で、登園がバラバラな上に、4月から始まったたてわり保育。保育士も子ども達も手探り状態でのスタートでした。少しづつ少しづつ、子どもたち同士の距離は年齢を超えて縮まり、自分たちのクラスカラーを作りつつあります。デコボコした集団だけど、味があって、個性的で、且つお互いを認めあえて、あったかくて居心地がいい。そんなクラスをつくっていきたいなぁと思います。

運動会、そして遠足

10月3日(土)、むくのき学園5号館グランドで、幼児組があすかのひろば(運動会)を開催しました。9:30~10:30までの1時間という、圧縮したプログラムで、観覧も同居の家族に限らせていただいた中での、開催になりました。

当日は、すっきりとした晴天。子ども達は、いつもと違い、まとまっていて(?)、落ち着いていて走り回っていません(笑)。あまりにいつもの様子と違うので、開会まで時間を持て余してしまいました。

今年は初めての縦割りグループ、ほしファミリー・にじファミリーとしての参加です。ゲームも、力を合わせて行うものや、年齢の垣根を越えて取り組めるものなどを用意し、本当に楽しそうに活き活きと参加していました。

5歳児は、「豊年太鼓」を青空に打ち鳴らし、5歳児らしさを披露。4歳は、羨望のまなざしで、来年への期待に繋げました。

子ども達がいい顔で参加していると、当然保護者も笑顔になります。短い時間でしたが、子どもも保護者も保育士も、皆で共感できる行事となりました。

いつも園の方針や園の思いに、寄り添い、協力して下さる保護者集団に対し、感謝の念でいっぱいです。いつもほんとうにありがとうございます。

そして、もう一つ。10月16日(金)、幼児バス遠足・五月山公園に行きました。今年はコロナ禍で、遠足には一度も行けていません。季節のいい時に、遠足に行って秋の自然を感じた~い。と、初めてのバス遠足に踏み切りました。

3・4歳は、五月山のふもとの林や、五月山動物園で遊び、5歳児は念願の山登りを果たしました。思ったよりも5歳児の子ども達は、体力も根性もあって、誰も泣きごとも言わずに、山登りを楽しむことができました。素晴らしい展望で、「すご~い、めっちゃきれい!」「まだまだもっと、天までいきた~い」と、感嘆符だらけの子ども達。栗やドングリを拾ったり、カサコソと葉っぱの上を歩いたり、秋を体中で感じてきました。

沢山遊んだ経験を、今度は10月30日(金)の、「みんなでごっこあそび」に繋げていきます。子どものイメージがどんどん膨らむような、楽しいごっこ遊びを広げていけたらいいなぁと思います。

with コロナ

乳幼児教育実践家の井桁容子先生が、マスク着用の保育について書いておられました。『実践者の間隔としては、マスクを着用したままでの保育は、幼い子どもの心の育ちに影響があるのではと気がかりであること、乳幼児は、表情が豊かな人を好むと、心理学の実験でも証明されているのだから、マスクを着用していると、表情が見えなくて、良くないのではないか、と思っていたこと。』  

そこで、井桁先生が東京大学大学院教授の遠藤利彦先生に尋ねると、その回答は、『動物と異なって人間の目に白目があるのは、相手に目の動きがわかるように(見えるように)するためにある。それは、相手の思いをくみ取るために必要だから。口元が笑っていても、目が笑っていなければ、人はその思いを感じ取る。幼い子どもたちは特にその感じる力が優れているのでごまかせない。また、赤ちゃんは、声に含まれる感情的な調子がわかるので、マスクを着用しなければならない状況下でも、あまり心配はない。』とのことでした。

そして、井桁先生の結論は、『マスクの着用を心配する以前に、保育者が子ども達に温かいまなざしや、優しい口調を心がけているかどうかが重要なことだ』と。子どもは、とても本質的なところをわかっている場合が多いです。だから大人は子どもにうそをついたり、ごまかしたりしてはいけないんだと思います。子どもは全部お見通しで大人を許してくれているんだと思います。忘れないでおきたいと思いました。

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